内分泌性高血圧とは

ホルモンは血液中を流れて全身の臓器に達し、各臓器の様々な機能を調節する重要な物質の総称です。

ホルモンのなかには、心臓、血管、腎臓などに作用し血圧を維持し重要な臓器にしっかりと血液を流し立ちくらみなどを防ぐ働きを持つものも何種類かあります。

しかし、これらの血圧上昇ホルモンが過剰に分泌されてしまうと高血圧となってしまいます。

代表的な病気として、腎臓に作用し塩分ナトリウム・水分を身体にためることで血圧を維持するアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され高血圧となる原発性アルドステロン症や、心臓や血管に作用し血圧を上昇させるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)というホルモンが過剰に分泌され高血圧となる褐色細胞腫などがあります。

本態性高血圧と異なり、これらの病気は手術などで比較的簡単に治癒させることができます。




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