血圧の上がる仕組み

血圧を決めている要素の中で最も重要なのが心臓が1分間に送り出す血液の量と血液の流れに逆らう血管の抵抗です。

血液を素早く送り出すには、強い力が必要になります。

すると当然血管にかかる圧力が高くなるのです。

そして、血管の抵抗が大きければ大きい程血液を送り出す力が必要になるので、より血圧を上昇させる原因になります。

主に血管の抵抗は血管の弾力と血管の広さが関係しているのですが、その中でも血圧上昇に影響しているのが、細い血管である末端血管の抵抗なのです。

この要素が重なる事で血圧は上がるようになっているのです。

ですが、血圧が上昇しっぱなしだと誰でも高血圧になってしまうので、いくつかの血圧を調節させる働きが働きます。

まず一つに交感神経という神経によって血流がコントロールされているので血圧を抑制させる方法があります。血圧は血液の流れで変化するものなので、血液の流れを交感神経が脳から指令を受けて抑制するようになっているのです。

もう一つは体内物質による影響で血圧を変動させる方法です。体内では常に血圧を上昇させたり、下降させたりさせる物質を作り続けています。

ですので、このバランスが崩れてしまうと高血圧になってしまう可能性が上がってしまうのです。