高血圧とカリウムの関係

カリウムは主要な必須ミネラルの一つで人体に含まれている量は120g~160gほどです。

カリウムは野菜、果物に多く含まれており、特に海草、ほうれんそう、セロリ、アーモンド、レーズン、りんご、ピーナッツ、などがカリウムの多い食品として知られています。

カリウムの働きは、細胞の機能を高める、血液中の塩素や酸の量を調整する、筋肉の伸縮、神経の伝達を制御する機能を担っていますが、特に高血圧の人にとっては塩分の害を抑える機能が重要です。

 カリウムは高血圧の原因となるナトリウム、塩素などの塩分の害を抑えることがわかっています。

毎日りんごを食べる人は食べない人よりも高血圧の発症が少ないということが明らかになっています。

特にはっきりした原因が見つからない本態性高血圧ではカリウムを摂ることで症状が現れることを抑制できることも知られています。

 カリウムの1日の必要量は成人で2000mgと言われています。

この量は通常の食生活で十分に摂取できる量ですが、高血圧の人は積極的にカリウムの摂取を心がけたほうがよいでしょう。

カリウムに限らず、ミネラルは人間の生命維持活動に重要です。日常の食生活でミネラルをバランスよく摂取し、不足する部分をサプリメントなどで補うことが重要です。



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