正しい血圧の測り方

 現在多くの家庭に血圧計があり、使いやすいものもたくさん販売されています。定期健康診断だけでなく、家庭でも体重計で体重を測るように血圧を測る習慣をつけて、高血圧の早期発見・早期治療につなげるようにしましょう。

 血圧の測定は静かな場所に座って安静にした状態で測定します。測定する時の状況がその時によって違っていると血圧もその状況による変化の影響を受けてしまい、日毎の血圧が比較が難しくなります。血圧の測定はなるべく同じ時間帯に測定するようにしましょう。一般的には朝起きて少ししてからか、夕食後から寝る前など、継続して測定できる時間帯に1日1~2回測定するのがよいでしょう。降圧薬を服用している人はこれに加えて午前中に測定すると、飲んでいる薬の効果が確認できるため、今後の治療方針を決める際の大切な情報源となります。


 血圧を正しく測定するポイント
○ 測定前は最低5分間安静にしておく測定前にはトイレをすませておく
○ 食事、運動、喫煙の後や、興奮したり寒い所にいた後は30分以上あける
○ 初めて測定する場合は左右両方の腕で測り、次回からは高い値の出た腕で測るようにする