早朝高血圧とは

血圧は、一日のなかで上がったり下がったりを繰り返しています。
通常、血圧は朝が高めで、夜寝ている間は低くなっています。

高血圧のなかでも特に早朝の上がり方が著しく、朝の最高血圧と夜の最高血圧を足して割った平均値が135以上、かつ、その差が15~20以上であれば早朝高血圧と言ってもよいでしょう。

また、早朝高血圧の中でも、朝目が覚めると同時に血圧があがる人と、夜血圧が下がらないままの人がいます。
年齢を重ねると共に、夜の間に血圧が下がらないという事がふえ、脳血管系の疾患等になる確立が増加していきます。

朝、血圧が上がる理由としては、脳下垂体が副腎皮質ホルモンを分泌させていることにあります。その結果、血管が収縮され、血圧をあげるのです。

そして、もう一つは、朝目を覚ます事で、交感神経が働き始め、アドレナリンが分泌されます。
そして血圧上昇し、血管の収縮により血液が流れにくくなったり、血液が固まりやすくなったりします。

本来は体内時計により、目を覚ます為であったり大脳の活動であったりして、血圧があがるのですが早朝高血圧の人だと、その結果が脳や心臓に負担をかけるものとなりかねないのです。


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